名称 延命山地蔵院道仙寺
山号 延命山
宗派 真言宗醍醐派
寺格 準別格本山
本尊 地蔵菩薩
創建 建長年間(1249-1255)
開基 徹雲
岡山県下一の高峰、奈良の大峯山と並ぶ修験道の行場として知られる霊山後山。7世紀頃、修験道の開祖とされる役行者(えんのぎょうじゃ、役の小角)が後山に入り、修験道の道を開いたとする説が残されています。
建長年間(1249~1255年)に僧徹雲法印が延命山道仙寺を建立すると、霊山後山の修験道は次第に発展していき、15世紀になると多くの山伏が修行に訪れるようになりました。
江戸末期の安政2年(1855年)、現在の奥の院に当たる行者本堂が再建され、奥の院行者堂をめざす多くの参詣者で賑わったと言います。奥の院は今も「女人禁制」の掟の下にあります。
毎年、9月7・8日には奥の院行者堂と護摩堂で柴燈大護摩法要が盛大に行われ、全国から1万人を超える修験者が参集して祈りを捧げます。
2013年に美作市ケーブルテレビ「みまちゃんネル」にて制作・放送された、「美作の寺社を訪ねる旅」です(同映像提供)。